イグサの香りに包まれて、ほっと一息。畳でくつろぎの空間を。
畳替えには3種類の方法があります。
畳の心地よさは、日本の暮らしに深く根ざしたやすらぎ。時が経つにつれて、その表情は少しずつ変化していきます。そんな畳との付き合い方には、大きく分けて三つの選択肢があります。畳の顔とも言える畳表と畳縁を新しくする「表替え」。長年使い込んだ畳も、装いを新たにすることで、見違えるように鮮やかさを取り戻します。それは、単に見た目を美しくするだけでなく、足触りや香りといった心地よさも蘇らせる、暮らしを豊かにする選択です。次に、「裏返し」。これは、まだ十分に生命力を持つ畳表の裏面を再び表として活用する方法です。まるで眠っていた美しさを呼び覚ますように、畳は新たな表情を取り戻し、手軽にリフレッシュできるのが魅力。賢く、そしてエコな選択と言えるでしょう。そして、畳床から全てを新しくする「新調」。これは、畳が本来持つ機能や美しさを最大限に引き出すための、いわばリフレッシュの最終形です。長年の使用による傷みや劣化が気になる場合、新しい畳の清々しい香りと心地よさは、住まいの質を格段に向上させてくれるでしょう。畳の状態やライフスタイルに合わせて選べる「裏返し」「表替え」「新調」。それぞれの選択が、あなたの暮らしに新たな心地よさをもたらしてくれるはずです。どの方法を選ぶかは、畳の状態や予算、そしてお客様のご要望によって異なります。お気軽にご相談いただければ、最適な方法をご提案させていただきます。
畳替えについて

イ草の香りに、やすらぎの記憶を呼び覚ます。
表替えは、畳の表面である畳表(たたみおもて)を新しいものに張り替える方法です。長年使用して傷んだり、日焼けや汚れが目立ってきた場合に適しており、新品に近い状態に蘇らせることができます。目安としては5~10年ごとに行うと良いでしょう。畳縁(たたみべり)も同時に新しいものに交換できますので、お部屋の雰囲気を変えることも可能です。
裏返しについて

経済的な新たな息吹
裏返しは、畳表はそのままに、現在使用している面を裏返してまだ使われていない新しい面を使用する方法です。比較的傷みが少ない場合や、手軽に畳をリフレッシュしたい場合に適しています。目安は2~5年ごとです。ただし、裏返せるのは畳表が両面使える状態である場合に限られます。
新調について

畳一新、暮らしも晴れやかに。
新調は、畳床(たたみどこ)、畳表、畳縁のすべてを新しいものにする方法です。畳が全体的に古くなっていたり、傷みが激しい場合、また畳の部屋をリフォームする際などに行われます。完全に新しい畳になるため、快適な畳の感触と香りを再び味わうことができます。